こがファミリー内科循環器内科 院長の古賀英幸(こが ひでゆき)です。
平成26年2月に古賀市米多比の郵便局のすぐそばに内科医院を開業いたしました。どうぞよろしくお願いいたします。
こがファミリー内科循環器内科では、
「健康に不安を持った方が、気軽に来られますように」
「慢性疾患、持病を持たれる方が、安心な生活を過ごせますように」
「お子さん、お父さんお母さん、そしておじい様、おばあ様まで、ご家族の皆様が気軽に立ち寄れて相談できますように」
「来院されると気持ちよく過ごしていただけるような、帰られる頃には少しでも安心の気持ちを持って帰っていただけるような」
クリニックでありたいと思っております。
なお、当院では小児の患者様への一般診療は、2〜3歳以上のお子様から診察致しております。予防接種もご予約制ではありますが、実施致しております。お気軽にご相談ください。
【資格・所属学会】
医学博士
日本内科学会認定医、総合内科専門医、内科学会指導医、
日本循環器学会専門医、日本心血管カテーテル治療専門医、
頸動脈ステント留置術実施医、糖尿病協会登録医
【略歴】
1995年 九州大学医学部医学科 卒業
2003年 九州大学院医学系研究科博士課程 卒業
九州大学医学部付属病院
県立宮崎病院
大阪大学微生物病研究所
茨城市保健医療センター付属急病診療所
湘南鎌倉総合病院
福岡東医療センター 内科(循環器内科部長)
福岡東医療センター 副医局長
を経て、
2014年 こがファミリー内科を開院
私が医師を志した直接のきっかけは、祖母の死です。祖母の死因は肺炎でした。 毎年正月には、田舎で暮らす祖母たちのもとに、家族全員で帰省するのが恒例でした。
祖母は、思いやりがあり、困っている人をみると助けてあげるような人でした。 中学1年生の正月に、祖母の元気に見送る姿を見たのが最後でした。 わずか数日後に、祖母は肺炎により69歳の若さで亡くなりました。
知らせを聞いたときに、私は驚きで言葉が出ませんでした。 あれほど元気だったのに、こんなにもたやすく死んでしまうのかと、恐怖感を覚えました。 小学生まで、大阪でくらしていましたが、やせて虚弱児でした。
喘息発作、鼻炎や蓄膿症などのアレルギー疾患を患い通院し、 発作が起きると救急病院に運ばれる経験を繰り返していました。 ただ、幼いため死を知らなかったこともあるでしょうが、周囲の医療関係者が温かく励ましてくれたため、どれほど苦しくとも、死の恐怖感を味わったことはありませんでした。
もちろん、医療が万能でないことは知っていましたが、初めて肺炎がこれほど恐ろしいものであることを知りました。
高校生のころ、肺炎に対する抗生剤治療や人工呼吸器管理のことを学び、 祖母の死の折、家族として選択する知識が得られなかったことを知りました、
医療の地域格差と一言で片づけられる問題なのかどうか、今となってはわかりません。 ただ、家族が十分な状況を知り得なかったという複雑な思いが残りました。
予備校に通っていた頃、複雑な思いがあったため、将来医師になることだけはないだろうと思っていました。そんな時、医学部を目指していた友人から、家族や患者の苦しみを自分の家族のように理解できる医師になりたいという 言葉を聞きました。その言葉を聞き、私は頭を殴られたような気持ちがし、と同時に自分の将来が初めて見えました。 だから、医師を志した本当の理由は、祖母の死に対する私の想いなのです。
医師になったとき、私の所属する研究室の先輩から、いつも
「患者さんが自分の家族なら、どのようにするのか?」
「病気ではなく、常に人を診ていることを忘れてはならない」
という原点に立って考えるよう教わりました。臨床医にとっては、とても大切な言葉だと思います。
自分の祖母だったら、母親だったら、この治療で諦めるだろうか、それともこれ以上の治療をするだろうか、考えました。相手に対する表情や言葉遣い、わかりやすい言葉を使うことなど、努力してきました。当然、患者さんは、年令、性別、社会的背景が違います。そのため、病気を受け止める患者さんや家族の気持ちも1人1人違います。 私は、この言葉を胸に、患者さんや家族の想いを聞きながら、診療することを心がけました。最初からうまくできたわけではありませんし、不幸にも悪い結果になったこともありました。しかし、たとえ亡くなった場合であっても、家族の患者さんへの想いを聞き、家族がどうしたら苦しまず、また比較的平穏な気持ちで死を受け止められるか、腐心することを心がけました。それにより周囲の理解が得られ助けられ、まだまだ、途上ですが、患者さんや家族と一緒に戦うことが出来るようになれたかなと、思います。
医療は医師だけでは決して成り立ちません。 医師の前では緊張し、本音を素直に話せない患者さんは多いです。 看護師さんや医療事務、薬剤師さんなどの医療スタッフが、日々の患者さんの変化をいち早く気づき教えてくれます。病気や治療の説明後に「本当は手術が怖いみたいですよ」「説明がわかっていないみたいですよ」等と。
いつも患者に話しかけ、そばで話を聞いてくれるスタッフに、世間話の中で、患者さんが少しずつ不安を話します。患者さんの表情の変化を知り、励ましの言葉をかけるスタッフは、患者さんの心の変化に触れ、ふとした本音を聞く機会が増えるのです。
診療所に行って、病気の不安を抱えた患者さんが最初に話をするのが、受付にいる医療事務員です。診療待ちの患者さんの病状の変化や不安、待ち時間の不満に対し、親身に対応する医療スタッフです。もちろん、会計、生命保険の書類、保健診療申請、介護申請など、事務スタッフが中心となる仕事もあります。しかし、実際は、医師や看護師に代わりに立派に医療を提供しています。まず、訪れた患者さんに対し、心からの笑顔であいさつをします。 待合で急変しそうな状況を素早く察知して、いち早く他の医療スタッフに知らせ対応することで、病気が悪化することなく対応でき、患者さんの不安を減らせます。診察後は、患者さんの検査や治療に対する不安な気持ちを表情や言動から察知して、思いやりの言葉や細かい気配りし、患者さんが安心して帰ることが出来るようにしています。実は最も医療には欠かせない縁の下の力持ちで、その診療所の顔ともいうべき存在です。
医師、看護師、医療スタッフが力を合わせて一つのチームを作り、患者さんを支えています。それぞれ役割は違いますが、お互いが自分の役割だけを果たすのではなく、常に相手を助けながら仕事をすれば、きっと大きな喜びが得られるはずです。
「医療を通じて、少しでも患者さんがより良い生活を送ることを手助けする」ことが
目標です。生活のためというのも仕事の目的として正当ですし、結果的には人々や社会に貢献していると思います。しかし、考え方次第で、もっと能力、時間を活かせると思います。
患者さんの飛び切りの笑顔や感謝の言葉は、皆の団結力にかかっているのだと思います。 たとえ経験が少なくとも、患者さんが思わず心を見せる人と働きたいと思います。
そんな方は、きっと患者さんのために、医師や他の医療関係者の仕事の垣根を越えて行動できる人であり、「患者さんが、自分の家族なら」と自分に問いかけ続けられる人、そして自分以上に家族を大切にできる人だと思います。
そうした方達と一緒に、明るく楽しく仕事をしたいと思っています。
〒811-3123
古賀市米多比1515-1
TEL 092-946-3131
受付時間
【月・火・木・金】
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【水・土】
午前 8:40〜12:30
診療時間
【月・火・ 木・金】
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午後14:30〜18:00
【水・土】
午前 9:00〜13:00
休診日
水曜午後、土曜午後
日曜、祝日
※天候や学会などで予告なく変更することがあります。
変更は、アメブロで随時お知らせいたします。
https://ameblo.jp/2621hk/
お電話でご確認の上、ご来院ください。
診療科目
内科、循環器内科、
呼吸器内科、糖尿病内科、
小児疾患